資料NO. : 9−02−09 |
資料名 : 9月の巻頭言 ちば・いちはら Ms.W.T. 有事立法を阻み、 アジア侵略、ヒロシマ、ナガサキ、 オキナワをくり返えさせない! 〜「被爆57周年、再び戦争をくり返すな! 8.6ヒロシマ大行動」に参加して〜 |
制作者 : Ms.W.T.(ちば・いちはら連絡会) |
制作日 : 2002/08/31 |
100万人署名運動もよびかけ4団体になっている「8.6ヒロシマ大行動」に参加しました。 「再び戦争をくり返すな!アジア侵略、ヒロシマ、ナガサキ、オキナワをくり返すな!」 は 「ヒロシマ大行動」が始まったときからのスローガンですが、今ほどこれを訴えていかなければならな い時はありません。 現在もアメリカはアフガニスタンで戦争を続けて、罪のない民衆を殺していますが、「テロ」、「大量破 壊兵器の脅威」を取り除くためとして、さらにイラク攻撃、「第2の湾岸戦争」を開始しようとしています。 そして、この戦争で核を使用する可能性すら公言しています。 アメリカは「核戦略体制見直し報告」の中で、核戦略を従来の「封じ込め抑止」から「核先制使用」へ の転換を計っています。 このなかで、ロシア、中国、北朝鮮、イラク、リビア、シリアの7カ国を対象とした核攻撃のシナリオの策 定、小型の戦術核兵器の開発をブッシュ大統領は命じました。核廃絶どころか、核による先制攻撃す ら正当化しようというのです。 有事立法は、このようなアメリカの核の使用も辞さない侵略戦争に日本が参戦するためのものです。 有事立法は侵略に備えるためのものはでなく、侵略するためのものなのです。アメリカの戦争に協力 するという形をとって、侵略戦争にでて行くのが日本の狙いです。 このような時に出てきたのが、安部、福田の「核武装は合憲」発言です。戦争をする国家は必ず究極 の兵器=核兵器を持ちたがるようになります。有事立法ができれば、沖縄を始めとする日本の米軍基 地から核を携えた米軍が出撃し、日本の自衛隊がそれを支援する事態になるのです。 今年の「8.6ヒロシマ大行動」には韓国と中国から総勢7名が参加し、日本による侵略戦争の加害を 告発するとともに、現在有事立法を制定し、再び戦争をしようとする日本の動きをともに手を携えて、阻 止していくことを訴えました。私たちは先の国会で有事立法の成立はとにかく阻みましたが、政府・与党 は継続審議になっている有事法案を民主党をとりこんで、秋の臨時国会にも成立させようと攻勢に出て くるでしょう。 なんとしても、有事法案成立を阻みましょう。 有事法案を阻むことが、核戦争をも想定したアメリカと日本による戦争を阻み、日本の核武装 を阻むことになるのです。 |
掲載:2002/10/02